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『 森林産業 豊かな将来性 』

政府は、2025年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを

目指すことを宣言しました。

日本は国土約2/3が森林。国土の森林率は世界でも上位20位以内の森林国です。

カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全

及び強化をする必要があります。そこでは、二酸化炭素の吸収源として、また石油に代替する

木材資源の供給庫として、森林への期待が極めて大きいです。

 

 

 

 

 

 

林業の実態と木材の供給システムには外材依存部分が多く残り、先のウッドショックでは、木材供給が止まり、価格が高騰して住宅産業と消費者に甚大な影響を与えました

この現実を解消し、新たな日本づくりにつながる創造的森林産業の提案が最近数多く出されて

います!

 

 

 

それでは、二つのお勧め文庫をご紹介します。

一つ目は、「森林列島再生論」

 

ウッドショック、ウクライナ危機...日本の森林資源をどう

生かす?

森林大国の日本にとって、豊富な資源を生かさない手はない。

本書は、森林という資源の現状とその未来を問うものであり

ます。「森林列島」を再生するために、林業や林産業ではなく

森林産業を構想し、国土を有効活用する事業案を起草する。

 

 

 

二つ目は、「 森林で日本は蘇る~林業の瓦解を食い止めよ~ 」

 

日本の森林は多様性、豊かさともに世界がうらやむような資源である。しかし、国はその活かし方を理解できていません。

全国一律の補助金でコントロールする発想、素晴らしい伝統木造をないがしろにする制度、合理性に欠けるバイオマス発電推進、そして国民が知らぬ間に導入される新税......。

これでは宝の持ち腐れが進む一方ではないだろうか。国内外に

足を運び、考え続けてきた研究者だからこそ書ける切実なメッセージ。